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アメリカのナボコフ 塗りかえられた自画像

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-7664-2522-2
4-7664-2522-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 328,27P 20cm

商品内容

要旨

新大陸に移住後、『ロリータ』によってスキャンダラスな形で知られたナボコフは、いかにアメリカの大作家へと上りつめたのか。芸術家、文学者へと意図的に自己イメージを操作しながら、亡命者から「世界文学」への道程を歩んでいった作家の姿を、本邦初公開となる膨大な新資料を通じて描きだし、従来のナボコフ像を一新する。図版多数。

目次

序章 ナボコフと読者たち
第1章 亡命の傷―アメリカのロシアで
第2章 ナボコフとロフリン―アメリカ・デビューとモダニズム出版社
第3章 注釈のなかのナボコフ―『エヴゲーニイ・オネーギン』訳注から自伝へ
第4章 フィルムのなかのナボコフ―ファインダー越しに見た自画像
第5章 日本文学のなかのナボコフ―戦後日本のシャドーキャノン
第6章 カタログのなかのナボコフ―正典化、死後出版、オークション

おすすめコメント

亡命者から「世界文学」への道程を歩んでいった作家の姿を初公開となる膨大な新資料を通じて描きだし、従来のナボコフ像を一新する。

著者紹介

秋草 俊一郎 (アキクサ シュンイチロウ)  
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、ハーヴァード大学研究員、東京大学教養学部専任講師などを経て、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)