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イギリスの対独「宥和」 一九二四−一九三〇年 ヨーロッパ国際秩序の再編

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-7664-2595-6
4-7664-2595-2
税込価格 5,940円
頁数・縦 288,8P 22cm

商品内容

要旨

ドイツへの譲歩は失策だったのか?敗戦国との協調なくして戦後に国際秩序なし―。1920年代後半のヨーロッパに永続的な安定をもたらすべく、ヴェルサイユ条約の修正を図ったイギリス外交の構想と論理を探る。

目次

序論 第一次世界大戦後のヨーロッパとイギリス外交
第1章 イギリスの対独「宥和」成立の背景
第2章 連合国ラインラント占領をめぐるイギリス外交、一九二四‐一九二七年
第3章 ヴェルサイユ条約対独軍縮をめぐるイギリス外交、一九二四‐一九二七年
第4章 ラインラント非武装化をめぐるイギリス外交と占領終結への道、一九二八‐一九三〇年
結論 対独「宥和」の意義と限界

おすすめコメント

本書は、1920年代後半にドイツの主張に沿って条約修正を図ったイギリスに注目。独仏の緊張関係を緩和し、国際秩序安定に貢献した外交政策を緻密に描く。

著者紹介

藤山 一樹 (フジヤマ カズキ)  
日本学術振興会特別研究員。1986年生まれ、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)