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ひれふせ、女たち ミソジニーの論理

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-7664-2635-9
4-7664-2635-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 408,27P 21cm

商品内容

要旨

なぜアメリカ大統領選でドナルド・トランプがヒラリー・クリントンをおさえ勝利したのか?なぜ「インセル」による女性の殺人事件が起こるのか?なぜ性犯罪をおかした男性は免責される傾向にあるのか?なぜ女性たちはいつも「与える」ことを期待されるのか?本書は、社会生活と政治の中にある「ミソジニー」を、分析哲学的アプローチで探究することで定義し直し、それがどのように機能しているか明らかにする。フェミニズム思想を刷新したアメリカのベストセラー。

目次

序論 前言を取り消す
第1章 女たちを脅す
第2章 ミソジニーの定義を改良する
第3章 性差別主義と区別する
第4章 彼の取り分を奪う
第5章 ヘイトを人間化する
第6章 男たちを免責する
第7章 被害者を疑う
第8章 ミソジニスト(に)敗北する
結論 与える彼女

おすすめコメント

性差別的なジェンダーロールが弱まりつつある中、なぜミソジニーは増幅する傾向にあるのか? 本書では、ミソジニーを分析哲学的アプローチで探究・定義し、根底にある歪みを明らかにする。

著者紹介

マン,ケイト (マン,ケイト)   Manne,Kate
コーネル大学哲学科准教授。専門は倫理・社会・フェミニズム哲学。学術雑誌のほか、『ニューヨーク・タイムズ』、『ハフィントンポスト』などにも寄稿
小川 芳範 (オガワ ヨシノリ)  
翻訳家、ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学哲学科博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)