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バウムガルテンの美学 図像と認識の修辞学

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-7664-2655-7
4-7664-2655-X
税込価格 6,380円
頁数・縦 242,83P 22cm

商品内容

要旨

美学はどのように誕生し、何を目指したのか。バウムガルテンの美学が伝統的修辞学と強固に結びついていたことの内実と意義を問うことによって、未完の主著『美学』のうちに、現代にも通じる芸術論の可能性を見出し再評価する、本邦初の研究書。

目次

序論 学問としての美学の誕生―修辞学から美学へ
第1章 バウムガルテン前史―自由学芸から近代哲学へ
第2章 哲学的百科事典のなかの美学―初期思想
第3章 “感性的認識の学”とは何か―定義再考
第4章 規則で美を捉える―基本構造
第5章 『美学』の体系問題―認識と記号の交叉
第6章 フィグーラ―修辞学概念の改鋳(一)
第7章 アルグーメンタ―修辞学概念の改鋳(二)

おすすめコメント

バウムガルテンの美学理論が伝統的修辞学と強固に結びついていたことの内実と意義を問うことによって、未完の主著『美学』のうちに、現代に通じる芸術論の可能性を見出す。20世紀末以降盛んになったバウムガルテン研究の結実として、本書を刊行。

著者紹介

井奥 陽子 (イオク ヨウコ)  
2018年、東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。現在、東京藝術大学教育研究助手。二松學舎大学、青山学院女子短期大学、日本女子大学、大阪大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)