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マルクス主義、フェミニズム、セックスワーク論 搾取と暴力に抗うために

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7664-2734-9
4-7664-2734-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 304,9P 20cm

商品内容

要旨

いまよみがえる、マルクス主義×フェミニズム。広がった格差の中で女性への差別と暴力を構造的にとらえながら、ネオリベラリズムがもたらした女性搾取のための詭弁「セックスワーク論」を正面から批判し、資本主義と男性支配という現代の二つの支配的な社会システムの悪辣さを白日のもとにさらす。

目次

第1部 再生産、平等、性暴力(マルクス主義フェミニズムと社会的再生産理論
日本国憲法と平等権―フェミニズムから読み解く戦後平等権論争
戦時の性暴力、平時の性暴力―「女性に対する暴力」の二〇世紀)
第2部 売買春、ポルノ、セックスワーク論(売買春とセックスワーク論―新しいアボリショニズムをめざして
ポルノ被害と新しい法的戦略の可能性
マルクス主義と売買春―セックスワーク論はなぜ間違いか)

出版社・メーカーコメント

フェミニズムを突き詰めて考えていくと、「マルクス主義フェミニズム」と「ラディカルフェミニズム」、この2つに必ず行きつく。前者は女性差別の根源的理由を資本主義経済そのものに見出し、後者はセクシュアリティに見出す立場である。広がり続ける格差の中、本書では女性への差別と暴力を構造的にとらえ、ポストモダニズム(つまりネオリベラリズム)がもたらした女性搾取を正面から批判する。

著者紹介

森田 成也 (モリタ セイヤ)  
1965年生まれ。大学非常勤講師。ポルノ・買春問題研究会メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)