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インクルーシブ教育を支えるセンター的機能の充実 特別支援学校と小・中学校等との連携

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7664-2742-4
4-7664-2742-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 252P 21cm

商品内容

要旨

センター的機能への取組みについての5年にわたる調査研究に基づき、現場での課題を明示する。さらに、校内の改革や小・中学校や医療・福祉等との連携など、先駆的な実践例を紹介。日本のインクルーシブ教育システム発展のための書。

目次

第1章 障害児教育の歴史的経緯(特殊教育の萌芽から進展に至る経緯
障害児教育における地域のセンター化への試行的実践)
第2章 特別支援教育とインクルーシブ教育(特殊教育から特別支援教育へ
特別支援教育の現状と質的向上を目指す課題)
第3章 センター的機能への取組みの実態と評価の在り方―5年にわたる調査研究から(我が国におけるインクルーシブ教育システム
具体的取組み状況を知るための調査研究の概要
支援活動の実態と課題:調査研究から
評価をめぐる具体的課題と解決の方向)
第4章 諸外国の取組みから学ぶ(ヨーロッパ圏にみるインクルーシブ教育システム
イギリスとドイツにおけるセンター的機能とその評価)
第5章 センター的機能の実践事例から学ぶ(PDCAサイクルを重視した目標設定と評価の実践
ネットワーク改善を目指した評価の実践
外部からの情報を生かした評価の実践
センター的機能に全校体制で取り組んでいる実践
広域の特別支援学校間の連携を密にした取組みの実践
医療機関とのネットワーク構築の実践
病院内教育相談による支援の実践
サテライト方式を取り入れた支援の実践
介助員等に対するアドバイスと配置の実践
居住地の小・中学校との交流における支援の実践
幼稚園や保育園への訪問支援の実践)

出版社・メーカーコメント

障害をもつ子どもが一般学級で学ぶ「インクルーシブ教育」が導入されてから15 年が経過した。現場で蓄積された豊富な事例をもとに、課題解決にむけた実践方法と客観的な評価基準を新たに提供する。

著者紹介

香川 邦生 (カガワ クニオ)  
視覚・触覚情報支援教育研究所主宰。日本リハビリテーション連携科学学会教育支援研究会顧問。1940年生まれ。広島大学教育学部卒業。国・公立学校教諭、文部省初等中等教育局特殊教育課教科調査官、筑波大学教授、健康科学大学教授などを経て現職。2007年に内閣総理大臣賞、2008年に辻村賞を受賞
大内 進 (オオウチ ススム)  
(独)国立特別支援教育総合研究所名誉所員。日本リハビリテーション連携科学学会教育支援研究会代表。手と目でみる教材ライブラリーを運営。1949年生まれ。筑波大学大学院修了。公立学校教諭、筑波大学附属盲学校教諭、(独)国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員などを経て現職。2019年に本間一夫文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)