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日本の居住保障 定量分析と国際比較から考える

国立社会保障・人口問題研究所研究叢書

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7664-2744-8
4-7664-2744-0
税込価格 4,400円
頁数・縦 291P 22cm

商品内容

要旨

いま、この国で誰が住環境の危機にさらされているのか?困窮する人々に“アフォーダブル”な住居を提供するための政策とは?日本社会の実態を明らかにしつつ、先進諸国の経験と知恵に学び、住まいと暮らしを守るための選択肢を提示する。

目次

第1部 日本の貧困実態と居住保障の課題(社会保障としての住宅政策―住宅行政と福祉行政の手段と体系
住宅費負担と貧困―現役世代へと広がる住宅困窮
「居住の貧困」の所得勾配―所得低下に伴う住環境の剥奪とその多様性
国際指標で見た日本の居住水準―低所得者への居住保障の脆弱性)
第2部 居住保障政策の国際比較(イギリス―居住保障と市場の奇妙な相互依存
ドイツ―「社会的市場経済」と変容する州・連邦関係
フランス―歳出削減で揺らぐ「ユニバーサリズム」
スウェーデン―社会住宅を持たない国の居住保障政策
デンマーク―「自立」のための住宅セーフティネット
オランダ―自由市場化と社会住宅のターゲット化
アメリカ―場所・場所・場所に合った政策
先進諸外国の政策から何を学ぶべきか―居住保障の安定化に向けて)

出版社・メーカーコメント

格差の拡大が進む日本社会にあって、低所得層の住宅を確保する「社会保障としての住宅政策= 居住保障政策」は重要かつ喫緊の問題である。本書は、過去の居住保障政策を概観したうえで、現在の貧困層、老々世帯、母子家庭等の居住実態を分析。さらに、国際的な情報・知見を基に新たな住宅政策を提言する。

著者紹介

田辺 国昭 (タナベ クニアキ)  
国立社会保障・人口問題研究所所長
泉田 信行 (イズミダ ノブユキ)  
国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部部長
岡田 徹太郎 (オカダ テツタロウ)  
香川大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)