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成長の臨界 「飽和資本主義」はどこへ向かうのか

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-7664-2834-6
4-7664-2834-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 518P 20cm

商品内容

要旨

ローマクラブの『成長の限界』から50年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない。現状が維持不能なら、次に来る秩序はどう形成されるのか?著名エコノミストが現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する読み応え十分の一書!

目次

第1章 第三次グローバリゼーションの光と影
第2章 分配の歪みがもたらす低成長と低金利
第3章 日本の長期停滞の真因
第4章 イノベーションと生産性のジレンマ
第5章 超低金利政策・再考
第6章 公的債務の政治経済学
第7章 「一強基軸通貨」ドル体制のゆらぎ―国際通貨覇権の攻防
終章 よりよき社会をめざして

出版社・メーカーコメント

ローマクラブの『成長の限界』から50 年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない緊張の中を漂っている。現状はもはや維持できないのか? 新しい秩序はどう形成されるのか? 著名エコノミストが経済・金融の視点からのみならず、政治学・歴史学・心理学などの知見も交えて現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する、読み応え十分の一書。

著者紹介

河野 龍太郎 (コウノ リュウタロウ)  
1964年愛媛県生まれ。87年、横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。89年、大和投資顧問(現・三井住友DSアセットマネジメント)へ移籍。97年、第一生命経済研究所へ移籍、上席主任研究員。2000年、BNPパリバ証券に移籍。現在、経済調査本部長、チーフエコノミスト。財務省財政制度等審議会、東日本大震災復興構想会議検討部会、資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本問題委員会、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会、内閣府行政刷新会議ワーキンググループなど多くの審議会で委員を務める。日経ヴェリタスのエコノミスト人気調査で2022年までに9回、首位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)