プロジェッティスタの控えめな創造力 イタリアンデザインの静かな革命
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2985-5
(4-7664-2985-0) |
税込価格 | 4,180円 |
頁数・縦 | 286P 19cm |
商品内容
要旨 |
達意のデザイナーは達意の観察者だった。職業としてのデザイナーが確立される戦後イタリアで、暮らしに寄り添い、人間的なクリエイションに心血を注いだ人々がいた。自らを「プロジェッティスタ」と称した探究者たちの思索と行動、そしてその継承可能性に迫る。 |
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目次 |
第1章 物の時代の終わり―世界から手を引いた人間の肖像 |
出版社・メーカーコメント
「私たちは生きる喜びをどこに忘れてきてしまったのだろう。観察し、考え、自らの手でつくってみること−−そこから生まれる“控えめな創造力”こそが、今、私たちの世界に必要なのかもしれない。」−−大西麻貴(建築家)達意のデザイナーは、達意の観察者だった。ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリ−−デザイン黎明期の戦後イタリアで建築家やデザイナーとして生きた彼らは、自らを「プロジェッティスタ」と称した。人びとの暮らしに寄り添い、人間的なクリエイションに心血を注いだ探究者たちの理念と行動、そしてその継承可能性に迫る。▼ここがポイント・現代デザイン史の中で見落とされてきた脱・消費主義的な建築家、デザイナーの仕事を再発掘。・既製品に秘められた知恵や工夫にクリエイションの源泉を探る、観察者としてのデザイナー像とは。・「作る人(ホモ・ファーベル)」の尊厳を守り続けたデザイナーの軌跡を訪ね、現代のクリエイションの光明を探る。