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海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつくったか

出版社名 フィルムアート社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-8459-1288-9
4-8459-1288-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 419P 19cm

商品内容

要旨

アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する、イノベーションの主役=“海賊”たちの物語。

目次

イントロ ロリポップ・キャンディの襲撃
第1章 パンク資本主義―DIYからスニーカーのダウンロードまで
第2章 海賊として進むべき道―海上要塞とパテント・トロール、そして私たちに海賊行為が必要な理由
第3章 我らがリミックスの発明者―カット&ペースト文化が新たに生み出す公共の基盤
第4章 闘争のアート―ストリートアート、ブランド化、そしてパブリックスペースをめぐる闘い
第5章 さまざまな境界侵犯―修道女のディスコ、レコード業界の死、そしてオープンソースという未来
第6章 リアル・トーク―いかにしてヒップホップは何十億も稼ぎ、世界平和をもたらすか
第7章 ネットでつながる経済学―街なかで枕で叩き合う「ピローファイト」、平手打ちを録画して公開する「ハッピースラップ」、そして後世に残る文化的遺伝子
アウトロ 海賊のジレンマ―変わるゲーム理論

著者紹介

メイソン,マット (メイソン,マット)   Mason,Matt
ジャーナリスト、ライター、コンサルタント、起業家。ロンドンで海賊ラジオやクラブのDJとしてキャリアをスタート。その後、先端音楽を扱うインディペンデント雑誌『RWD』を創刊、編集長として活躍する。創造性、破壊的イノベーション、著作権侵害をめぐる諸問題、P2Pテクノロジーの展望などについて、執筆・講演活動を行なう。サンフランシスコ在住
玉川 千絵子 (タマカワ チエコ)  
茨城県生まれ。大学卒業後の2001年、アメリカ留学中に911テロ事件に遭遇し海外の情勢を知ることの大切さを痛感する。帰国後は、英語講師をしながら、フリーランスの翻訳者としてさまざまな団体に協力。主に、ドキュメンタリー映画やTEDなどの動画の字幕翻訳、音楽の訳詞などを手がけている。また、音楽を通じて社会問題を紐解く活動をしている5th‐elementのメンバーの一員でもある
八田 真行 (ハッタ マサユキ)  
1979年東京都生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、2011年4月より駿河台大学経済学部専任講師。専攻は経営組織論、経営情報論。ハッカー文化にも造詣が深い。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバー、MIAU発起人・幹事会員
鈴木 沓子 (スズキ トウコ)  
東京生まれ。新聞社、雑誌社勤務を経て、現在フリーで書評や映画評などの執筆のほか、編集と翻訳業を行なう
鳴戸 麻子 (ナルト アサコ)  
1974年愛知県生まれ。武蔵野美術大学(基礎デザイン学科)を卒業後、名古屋大学文学部(美学美術史学科)に編入。以来、西洋美術史(スペイン美術史、特にエル・グレコ)を専門とし、同大学の後期博士課程を2008年に満期修了。マドリッド・アウトノマ大学への留学を機に、2005年からマドリッドに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)