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カティリーナの陰謀

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-87259-274-0
4-87259-274-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 171P 21cm

商品内容

要旨

ローマ共和政後期の政治家、カティリーナ。彼によって引き起こされ、ローマ帝国を震撼させた一大陰謀事件の顛末を、「ローマ史の最も華々しい著作家」(タキトゥス)が描く。訳者による詳細な註解と解説を付す。

目次

(序論)カティリーナとサッルスティウス―『カティリーナの陰謀』の2人の造り手たち
ガイウス=サッルスティウス=クリスプス著『カティリーナの陰謀』翻訳・註解
(解説)「没落」への危機に立つローマ―サッルスティウス『カティリーナの陰謀』を読む

出版社・メーカーコメント

古代の名著を初めて全訳;ラテン語で聖書の次に読まれた作品;;ローマ共和制BC63年に起こったカティリーナのクーデタ未遂の陰謀事件は、二つの著作によって有名である。;一冊はキケロの弾劾演説であり、もう一冊が歴史家サッルスティウスの著した本書である。;ヨーロッパで2000年以上にわたって読み継がれてきた重要な古典を、西洋古代史の専門家が翻訳する。;詳細な訳注と解説を付し、著作の内容や時代背景についての理解を深めてくれる。

著者紹介

ガイウス=サッルスティウス=クリスプス (ガイウスサッルスティウスクリスプス)   Caius Sallustius Crispus
前86‐前35年。イタリア中部アミテルヌム市で生まれる。護民官として政治活動を始め、内乱時にはカエサルの下、アフリカで従軍する。戦勝後、新設されたアフリカ=ノウァ属州の総督に任命される。カエサル暗殺後、政界から引退し、著述活動に入る。他には『ユグルタ戦記』などが知られる。キケロと並んで最もよく読まれたラテン散文家
合阪 學 (アイサカ サトル)  
大阪大学名誉教授(文学博士)。1937年生。1967年‐84年、追手門学院大学文学部講師、助教授、大阪大学文学部助教授を経て、1984年‐2001年、大阪大学文学部教授。2001年‐08年、宝塚造形芸術大学教授
鷲田 睦朗 (ワシダ ムツロウ)  
大阪国際大学非常勤講師(文学修士(大阪大学))。1973年生。2003年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学。2004年‐大阪国際大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)