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ホクレア号が行く 地球の希望のメッセージ

出版社名 ブロンズ新社
出版年月 2004年5月
ISBNコード 978-4-89309-322-6
4-89309-322-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 109P 20cm

商品内容

要旨

ハワイ人はかつて星を頼りに何千キロも自在に航海する「海の人」だった。600年前に途絶えてしまったそのハワイの遠洋航海をいまに復活させ、先祖ゆかりの地・タヒチへの4000kmを双胴のカヌーで航海したハワイの魂の回復のプロジェクト。伝統航海士としてリーダーとなった男が語る地球のあり方、人が人として生きていくための勇気、そして、子どもたちに託したいこと…。

目次

静かな怒り
海を愛すること
運命の瞬間
ホクレアの進水式
長い航海の始まり
夢の実現へ
マウとのめぐり逢い
マウから学んだこと
クリンギット族がくれたもの
本当の航海
ハワイロアの製作
子どもたちへの教育
伝統を呼び覚ます
希望への航海

出版社
商品紹介

誇りを確かめるために祖先の地・タヒチへ4000qもの距離を、近代計器なし、双胴のカヌーで航海したハワイの魂の回復プロジェクト。

著者紹介

トンプソン,ナイノア (トンプソン,ナイノア)   Thompson,Nainoa
外洋カヌー航海士。1953年、ハワイ生まれ。先住ハワイ人の血を受け継ぎ、幼い頃より海に親しみ、カヌー・クラブに所属。1976年、ハーブ・カネらの提唱する、古来の航海術によって、ハワイ人のルーツといわれるタヒチへ向けて、4000kmもの航海を再現させる「ポリネシア航海協会」のプロジェクトに参加。その後、ミクロネシアの伝統航海士マウ・ピアイルグに師事。近代機器を使わず、星や波や風などを頼りに遠洋航海するという、想像を絶する試練の中、つねに勇気と誇りをもって立ち向かう、航海士としてリーダー的存在となる。ハワイ人の伝統文化とアイデンティティーをとり戻すために幅広く活動し、ことに子どもたちへ文化を継承することに力を注いでいる。ポリネシア航海協会代表、カメハメハ・スクール理事長。日本では、映画「地球交響曲第三番」(龍村仁監督)や星川淳著『星の航海師』でそのスケールの大きい航海が紹介されている
山内 美郷 (ヤマノウチ ミサト)  
エッセイスト。神奈川県逗子市生まれ。1981年、雑誌『クロワッサン』にエッセイ「父の恋人」を発表したのを機に、エッセイストとして、雑誌、単行本などで活動。また、テレビキャスター、各種フォーラムの司会や講演会などでもその仕事ぶりには定評がある。1990年より、財団法人ユニベール財団評議員
コスタ,モンティ (コスタ,モンティ)   Costa,Monte
写真家。ハワイ生まれ。ドキュメンタリー写真家として、書籍や新聞、雑誌に多くの作品を発表し、数々の賞を受賞している。海の環境問題とハワイの伝統文化に関心が深く、この分野の撮影に顕著な実績をもつ。ことに1987年より、ポリネシア航海協会の活動に深くかかわり、ホクレア号、ハワイロア号の航海をドキュメントする写真を撮りつづける。また、マルケサス、マーシャル諸島、フィジー、タヒチなどの海を広く旅して、作品におさめている。そのほか自然界を対象とした仕事が多く、それらの作品は環太平洋、ヨーロッパ、アジアの各国・各地域の博物館・美術館に展示されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)