• 本

抱影

講談社文庫 き15−31

出版社名 講談社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-06-277636-3
4-06-277636-7
税込価格 825円
頁数・縦 450P 15cm

商品内容

要旨

定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲冬樹は画家。売れない絵画きではない。横浜に数軒の酒場を持つ。硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿で消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点!

出版社・メーカーコメント

生と死のはざまでほとばしる情念。これが北方謙三だ。定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲(はざま)冬樹は画家。売れない絵描きではない。横浜に数軒の酒場を持つ。硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿(のみ)で消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点!

著者紹介

北方 謙三 (キタカタ ケンゾウ)  
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。’70年「明るい街へ」でデビュー。’83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞、’85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。’91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、2004年『楊家将』(PHP研究所)で吉川英治文学賞に、’06年には『水滸伝』全19巻(集英社)で司馬遼太郎賞に輝いた。’09年日本ミステリー文学大賞受賞が決まる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)