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21世紀版少年少女古典文学館 8

とりかえばや物語

21世紀 少年少女古典文学館   8

出版社名 講談社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-06-282758-4
4-06-282758-1
税込価格 2,530円
頁数・縦 281P 20cm
シリーズ名 21世紀版少年少女古典文学館

商品内容

要旨

平安時代末期に成立した『とりかえばや物語』は、内気で女性的な若君と、男性的で快活な姫君とが、それぞれ女装して、男装して生きていくことで展開する王朝の物語である。「男女をとりかえたい」との父親の願いが、そのまま物語のタイトルになっている。源平の動乱の直前で、貴族社会は爛熟のあとの退廃に向かい、人々の心に不安が漂い始めた時代を反映してか、この物語には、ゆがめられた形の複雑な愛情表現や心理描写がなされており、それゆえにこそ、現代にも通じる文学としての地位を保っている。

出版社・メーカーコメント

名作古典文学を22世紀の子ども達へ!読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ古典文学全集の決定版。

著者紹介

田辺 聖子 (タナベ セイコ)  
1928年、大阪市に生まれる。樟蔭女子専門学校国文科卒業。放送作家として活躍したのち、小説に専念。1956年『虹』で大阪市民文芸賞、1963年『感傷旅行』で芥川賞、1987年には『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞を受賞。旺盛な作家活動のなかで、造詣の深い古典分野での作品も多い。1993年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。2008年文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)