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母親はなぜ生きづらいか

講談社現代新書 2044

出版社名 講談社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-06-288044-2
4-06-288044-X
税込価格 792円
頁数・縦 188P 18cm

商品内容

要旨

母性の歴史をひもときながら母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。

目次

第1章 江戸時代の子育て事情
第2章 良妻賢母と「母性愛」
第3章 息子たちが求めてやまない母性
第4章 「良妻賢母」の新たなイメージ
第5章 「三歳児神話」の呪縛
第6章 「親子関係」の本質
第7章 母親幻想のゆくえ
第8章 ニッポンの子育て・七つのつぶやき

おすすめコメント

日本の「母親中心」の子育ての歴史をたどる 「子育て」要求の声が確実に強まっている。「少子化解消のために子どもを産む」「出産後は仕事に復帰」など両立不可能な期待に燃え尽きていく母親へのメッセージ

出版社・メーカーコメント

いつから「子育て」は母親まかせになったのだろう。母性の歴史をひもときながら、母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。どんなに頑張っても、母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう。(著者からの一言)私には子育て経験はありませんが、精神科の診察室で多くの母親たちのSOSを聞いてきました。子育ての忙しさ以上に、母親たちを苦しめているのは「育児は母性あふれる母の手ひとつで」「三歳まではつきっきりで」「脳の開発はゼロ歳から」といった子育てにまつわる数々の教訓やメッ

著者紹介

香山 リカ (カヤマ リカ)  
1960年7月1日、北海道札幌市に生まれる。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。臨床経験を生かして、新聞、雑誌などの各メディアで、社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍する一方、現代人の「心の病」について洞察を続けている。専門は精神医学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)