• 本

二十四五

出版社名 講談社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-06-538328-5
4-06-538328-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 109P 20cm

商品内容

要旨

大事な人が、かつてここにいた確かなしるしを何度でも辿る―喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ最新作。

出版社・メーカーコメント

大事な人が、かつてここにいた確かなしるしを何度でも辿る−−喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ最新作。「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。

著者紹介

乗代 雄介 (ノリシロ ユウスケ)  
1986年北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年「十七八より」で第五十八回群像新人文学賞を受賞し、デビュー。2018年『本物の読書家』で第四十回野間文芸新人賞、2021年『旅する練習』で第三十四回三島由紀夫賞、2022年同作で第三十七回坪田譲治文学賞、2023年『それは誠』で第四十回織田作之助賞、2024年同作で第七十四回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)