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ファラオの密室

出版社名 宝島社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-299-04931-5
4-299-04931-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 323P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ファラオの密室

    「このミステリーがすごい」大賞受賞作。歴史ロマンたっぷりの古代エジプトが舞台でありながらの本格ミステリというオリジナリティあふれる贅沢な作品だ。欠けた心臓を取り戻すために蘇ったミイラが主人公。タイムリミットが迫る中で、先王のミイラの謎をめぐる大事件に遭遇という奇想天外のストーリー。あらたなミステリーの楽しみに気づかせてくれる。

    (2024年2月18日)

商品内容

文学賞情報

2023年 第22回 『このミステリーがすごい!』大賞受賞

要旨

紀元前1300年代後半、古代エジプト。死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。セティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな事件に直面する。棺に納められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッドの玄室から消失したというのだ。これは、唯一神アテン以外の信仰を禁じた先王が葬儀を否定したことを物語るのか?タイムリミットが刻々と迫るなか、セティはミイラ消失事件の真相に挑む!

出版社・メーカーコメント

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。 死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。 欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。 ミイラのセティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな謎に直面する。 棺に収められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッドの玄室から消失し、外の大神殿で発見されたというのだ。 この出来事は、唯一神アテン以外の信仰を禁じた先王が葬儀を否定したことを物語るのか? タイムリミットが刻々と迫るなか、セティはエジプトを救うため、ミイラ消失事件の真相に挑む! 浪漫に満ちた、空前絶後の本格ミステリー。 【選考委員 大絶賛!】 死者が甦る世界でなければ書けない魅惑的な謎に正面から挑んでいる。 これだけ野心的な設定を用意して、壮大な物語をきちんと着地させた点を高く評価。 このミステリーはたしかにすごい。――大森 望(翻飲家、書評家) 現世に蘇ったミイラが何の違和感もなく受け入れられるあたり、 落語にも似たとぼけた味わいがあり、思わず吹き出しそうになった。 奇想天外な謎作りといい友情溢れる人間関係劇といい大賞の価値あり。――香山二三郎(コラムニスト) 探偵役がミイラ、タイムリミット有り、不可能犯罪のほか謎がちりばめられ、 読ませるポイントが随所に用意されている。 古代エジプトに興味をもてない方々もぜひ読んでほしい。――瀧井朝世(ライター)

著者紹介

白川 尚史 (シラカワ ナオフミ)  
1989年、神奈川県横浜市生まれ。弁理士。東京大学工学部卒業。在学中は松尾研究室に所属し、機械学習を学ぶ。2012年に株式会社AppReSearch(現 株式会社PKSHA Technology)を設立し、代表取締役に就任。2020年に退任し、現マネックスグループ取締役兼執行役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)