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戦国の地政学 地理がわかれば陣形と合戦がわかる

じっぴコンパクト新書 338

出版社名 実業之日本社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-408-00906-3
4-408-00906-7
税込価格 935円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

「川中島の合戦」で、上杉謙信はなぜ妻女山に布陣したのか?「桶狭間の戦い」で、今川義元があの場所で休息した理由は?佐々成政の“真冬の北アルプス縦断”の実態は?足利義昭はなぜ、東ではなく西へ落ちのびた?十数段の陣を突破からの「姉川の戦い」の大逆転劇の真相は―。戦国時代の合戦、諸大名の勢力の変遷を、地理や地形のフィルターを通して見れば、戦略や戦術の正しさや、奇跡の裏側がまざまざと浮き上がってくる!

目次

第1章 地理的制約と各国大名の長期戦略(峠を越え遠征を繰り返した上杉謙信はなぜ関東に領土を広げられなかったのか?
地方の小領主から一代で大大名へ 毛利元就の飛躍を可能にした要因 ほか)
第2章 布陣と地形図から合戦を読み解く(川中島の戦い(長野県長野市)武田家×上杉家―『甲陽軍鑑』からひも解く 謎多き第四次川中島合戦の真相
上田城の戦い(長野県上田市)真田家×徳川家―地元ならではの地理的知識を最大限活用した知略を徹底分析 ほか)
第3章 “戦国の奇跡”を地政学で分析(唐沢山城の戦い(栃木県佐野市)上杉家×佐野家・北条家―北条軍三万五千vs謙信軍四十騎!奇跡の敵中突破の真相をひも解く
本能寺の変(京都府京都市)羽柴家―明智を倒すべく八十一キロを一日で走破!!中国大返しを可能にした三条件とは ほか)
第4章 関ヶ原の戦いの真相はこうだった(天下分け目の決戦の推移を資料と地形からつぶさに読み解く
“大阪方の勝利は必定なり”は嘘?メッケルの慧眼は陣形論で覆る ほか)
第5章 戦国の“地政学的”基礎知識(生産力―天下人になれるかは出生地次第?重要なのは支配地の広さより石高
情報伝達―電話もメールもない戦国時代における遠方への連絡手段と到達日数の実態 ほか)

著者紹介

乃至 政彦 (ナイシ マサヒコ)  
戦国史研究家。昭和49(1974)年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)