• 本

帰らざる街、小樽よ

実業之日本社文庫 に1-7

出版社名 実業之日本社
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-408-55138-8
4-408-55138-4
税込価格 660円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

東京の下町で居酒屋を営む男のもとに、訳ありげな若い女が転がり込む。だが突如失踪し、女も自分と同じ小樽出身であることを男が知った翌日、新小樽新聞の東京支社長が何者かに殺される。ふたつの事件につながりはあるのか?男はなぜ故郷を追われたのか?捜査を開始した十津川警部は、事件の真相を探るため小樽に飛ぶが、新聞社の周辺ではさらに不審な動きが…。長編トラベル・ミステリー。

出版社・メーカーコメント

小樽が秘めた歴史の哀しみが新たな事件の謎を呼ぶ! 東京の下町で居酒屋「北国」を営む合田勝郎。彼がどこで生まれ、どこで育ったのか、どんな経歴かを、周囲の誰も知らなかった。その彼のもとに、訳ありげな若い女・水沼江美が転がり込む。だが食事に誘おうとした日に、突如失踪ししてしまう。女も自分と同じ小樽出身であることを男が知った翌日、新小樽新聞の東京支社長・池永実が四谷の支社内で何者かに殺される。池永は小樽出身の作家・小野寺圭に新聞連載「小樽ストーリー」を依頼し、資料集めに奔走していた。この作品で、小野寺は、明治時代の政治家で北海道開拓長官を務めた黒田清隆はじめ、小樽の問題点を正面から書くと勢い込んでいた。ふたつの事件につながりはあるのか? 男はなぜ故郷を追われたのか? 捜査を開始した十津川警部は、事件の真相を探るため小樽に飛ぶが、新聞社の周辺ではさらに不審な動きが……。 [解説/ 細谷正充]

著者紹介

西村 京太郎 (ニシムラ キョウタロウ)  
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著書や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞を受賞した国民的作家。12年には著作が500冊を突破した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)