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東山道の峠の祭祀・神坂峠遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」 044

出版社名 新泉社
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-7877-0834-2
4-7877-0834-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

信濃国と美濃国の国境の神坂峠は、都からはるか遠い東国へとつづく古代東山道随一の難所であった。頂から東を望めば、けわしい山々が幾重にも連なる。この峠こそは、東国へのきびしい旅の始まりであった。旅の成就を願って峠の神に捧げた人びとの祈りの形を追う。

目次

第1章 東と西を分ける神坂峠(高い山・深い谷の峠の国
古代の官道、東山道
東山道の難所、神坂峠)
第2章 峠は祭祀遺跡(鳥居龍蔵と大場磐雄の踏査
祭祀遺跡を掘る
祈りの場にのこされたもの
峠での祭祀)
第3章 峠のふもとの里(園原の里
杉の木平遺跡
発見された古代・中世の家と道
ふもとの人びとの営み)
第4章 神坂峠越えの道の歴史(縄文時代からつづく道
東国の馬匹生産と貢馬の道―古墳時代
納税の道、防人の道―古代律令時代
経済的効果を生み出す道へ―中世
天正地震と道の終焉)
第5章 古道の復活

著者紹介

市澤 英利 (イチザワ ヒデトシ)  
1951年生まれ。信州大学農学部園芸学科卒業。長野県下の中学校に勤務。その間、長野県教育委員会文化課、長野県埋蔵文化財センターにも勤務。現在、長野県阿智村阿智第三小学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)