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越境する宗教モンゴルの福音派 ポスト社会主義モンゴルにおける宗教復興と福音派キリスト教の台頭

東北アジア研究専書

出版社名 新泉社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-7877-1501-2
4-7877-1501-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 283P 20cm

商品内容

文学賞情報

2015年 第37回 サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞

要旨

70年近く続いた社会主義体制が崩壊し、急激な変化に晒されたモンゴル国で、教線を急拡大していった福音派キリスト教。複雑な要因が絡み合うなかで起こった「宗教の越境」という現象を丁寧に解きほぐし、流動化が増す現代社会において宗教を捉える新たな視座を提供する。

目次

第1章 福音派の越境をどう捉えるか(モンゴルの民主化とキリスト教
ポスト社会主義をどう定位するか
宗教の越境をどう捉えるか)
第2章 「民族」をどう越えるか(ポスト社会主義モンゴルにおける「民族」と「宗教」
宗教言説と福音派の位相
「神」の訳語を通して見る福音主義と民族主義の葛藤)
第3章 「宗教」をどう越えるか(家庭内祭祀の持続と変容
福音派への改宗と家庭内祭祀)
第4章 越えて結ばれるもの(福音派教会における援助と信仰
祈りの共有と「救い」の共同性
越境する共同性―在米モンゴル人教会)
福音派の越境が意味するもの

著者紹介

滝澤 克彦 (タキザワ カツヒコ)  
1975年生まれ。2008年、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)、2008年、現在、長崎大学多文化社会学部准教授。宗教学、モンゴル研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)