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木が泣いている 日本の森でおこっていること

岩波ジュニアスタートブックス

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-00-027251-3
4-00-027251-9
税込価格 1,595円
頁数・縦 118P 19cm

商品内容

要旨

世界有数の森林国、日本。森は、今荒廃が目立ち、木も森も泣いているように見えます。どうすれば、豊かな森を取りもどせるのでしょう。多様な視点から木と人とのよりよい未来を考えます。

目次

プロローグ 森へ行こう!
1 豊かに利用されてきた日本の森(日本は世界有数の森林国
日本の森はどのように利用されてきたの?
縄文時代・弥生時代
飛鳥時代から戦国時代まで
江戸時代
明治時代
戦争の時代
全国で植林が始まった
造林と国土の保全
安価な木材の輸入が始まった
平成・令和の時代
森とのかかわりは時代とともに変化)
2 森と人の暮らしのかかわり(森が持つ多面的機能
水をためる力・はぐくむ力
風を防ぐ力
災害を防ぐ力も持っている森
温暖化を抑止する力がSDGsを実現
大きな役割・小さな役割
森の整備、そして保全
森を守る人「フォレスター」の存在
緑を守る「緑の雇用」作戦
林業女子・林業男子
必要なのは有効活用
国産木材の利用量を増やすアイディアを出してみよう!
利用量を増やすアイディアは他にも!)
3 これからの森の使い道(国産木材の使い道
よみがえらせよう!森利用のサイクル
利用するサイクルを創出)
エピローグ 森とともに生きよう!

出版社・メーカーコメント

世界有数の森林国、日本。その豊かな森は、かつて人の営みとともにありましたが、次第に放置され、今では厄災につながるケースも増えています。そんな現状を改善し、豊かな森を取り戻そうとする取組が、いま各地で行われ始めています。歴史をふまえ、環境問題の視点も取り込み、森と人とのよりよい未来をどう作るかを論じます。

著者紹介

長濱 和代 (ナガハマ カズヨ)  
博士(農学)。前・日本経済大学教授。現・林業経済研究所研究員。名古屋市出身。愛知教育大学教育学部卒業。東京都で小学校教員を経て、筑波大学大学院で修士(環境科学)取得。東京大学大学院新領域創成科学研究科で単位取得退学。地球環境の問題を、世界の森林減少と保全から解きたいと考え、インドのヒマラヤ山麓でフィールドワークによりデータを蓄積する。地域では、林業女子会@東京、森林ボランティアグループ「樹人の会」(松戸市)に参加するなど、森林資源の循環を模索中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)