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漢詩 美の在りか

岩波新書 新赤版 768

出版社名 岩波書店
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-00-430768-6
4-00-430768-6
税込価格 902円
頁数・縦 261P 18cm

商品内容

要旨

漢詩三千年の悠久の歴史は、中国をはじめ、漢字文化圏の人々の歓び悲しみをうたいつつ、数多くの名作を生みだして今日にいたっている。日本においても、古来、短歌・俳句とともに日本人の詩情を豊かに育み、独自の世界を形成してきた。広くて深い漢詩の魅力と生命力の実態―美の在りか―を、詩歌鑑賞の新しい視点から説き明かす。

目次

1 詩人とその詩境―典型を生んだ四人の詩人(陶淵明
李白 ほか)
2 主題とそのイメージ―志の之くところ(友情(閨怨)
戦乱(経世) ほか)
3 詩型とその個性―「かたち」と「こころ」(“美のかたち”としての主要定型
律詩と絶句 ほか)
4 詩跡(歌枕)の旅―名詩のふるさと(漢詩と風土
詩跡になった景勝地 ほか)
5 「文語自由詩」としての訓読漢詩―定型詩(和歌・俳句)との相補性(訓読漢詩の生命力
“視覚”と“聴覚”の二重性 ほか)

出版社
商品紹介

人気の漢詩、典型的で有名な漢詩をとり上げ鑑賞法を知る1冊。

著者紹介

松浦 友久 (マツウラ トモヒサ)  
1935‐2002年。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国古典文学・日中比較詩学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)