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良心の自由と子どもたち

岩波新書 新赤版 993

出版社名 岩波書店
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-00-430993-2
4-00-430993-X
税込価格 792円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

自分で考え、判断できる大人に育てるために何をすべきなのか。今、「日の丸・君が代」強制や愛国心教育の問題、性教育のあり方をめぐる論争など、子どもの心の自由が大きく揺さぶられている。その中で、学校のもつ権力を意識して、基本的人権としての思想・良心の自由を考えながら、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐしていく。

目次

序章 心の教育の時代
第1章 良心の自由とは何か(発見された良心の自由
思想弾圧を受けない権利という誤解―治安維持法の記憶 ほか)
第2章 子どもの自由と教育(義務教育を拒否する権利?
教育を受ける権利と公教育の目的 ほか)
第3章 思想・良心を形成する自由と教育内容の中立性(宗教的・道徳的な教育への異議―キリスト教原理主義と市民的能力
思想・良心を形成する自由 ほか)
第4章 心の自由を育てるために(「愛国心」通知表という現実
憲法教育のジレンマ―「愛国心」教育と平和教育の限界 ほか)

おすすめコメント

「日の丸・君が代」の強制、性教育、奉仕活動義務化、愛国心教育・・・。学校のもつ権力を意識しつつ、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐす。

著者紹介

西原 博史 (ニシハラ ヒロシ)  
1958年生まれ。1983年早稲田大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程を経て、早稲田大学社会科学部教授。専門は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)