• 本

和辻哲郎 文人哲学者の軌跡

岩波新書 新赤版 1206

出版社名 岩波書店
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-00-431206-2
4-00-431206-X
税込価格 858円
頁数・縦 241,5P 18cm

商品内容

要旨

『古寺巡礼』『風土』等、流麗な文体により、かつて青年の熱狂をかきたてたことで知られる和辻哲郎。彼は同時に、日本近代が生んだ最大の体系的哲学書、『倫理学』の著者でもある。日清戦争前夜に生まれ第二次大戦後におよんだその生と思考の軌跡は、いかなる可能性と限界とをはらむものだったのか。同時代の思想状況を参照しつつ辿る。

目次

序章 絶筆
第1章 ふたつの風景(故郷
離郷
帝都)
第2章 回帰する倫理(回帰
渡航
倫理)
第3章 時代のなかで(時代
国家
戦後)
終章 文人

著者紹介

熊野 純彦 (クマノ スミヒコ)  
1958年神奈川県に生まれる。1986年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は倫理学、哲学史。現在、東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)