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「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法

岩波ジュニア新書 975

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-00-500975-6
4-00-500975-1
税込価格 1,034円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

目が見えない研究者と耳が聞こえない研究者による対話。手話や点字など様々な「工夫」を積み重ねて他者とつながり、世界を広げてきた二人が、多様な人々が互いに理解しあうためのコミュニケーションの可能性を伝える。よく見て、よく聴いて、人生を豊かにしよう。

目次

1章 学校生活
2章 「障害」と向き合う
3章 進学、転職、留学
4章 新しい環境に飛び込む
5章 研究と博物館
6章 対談 「障害」って何だろう―生涯を楽しく過ごす渉外術

出版社・メーカーコメント

目の見えない研究者と耳が聞こえない研究者による対話。目の見える人や耳が聞こえる人が多数を占める社会の中で、手話や触覚など様々な手法で世界とつながる二人が自らの経験を語り合う。人はそれぞれ違って当たり前、わかり合うために「工夫」が生まれるという著者達が共生のコミュニケーションの可能性を考える。

著者紹介

広瀬 浩二郎 (ヒロセ コウジロウ)  
国立民族学博物館人類基礎理論研究部教授。総合研究大学院大学人類文化研究コース教授。自称「座頭市流フィールドワーカー」、または「琵琶を持たない琵琶法師」。1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“触”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している
相良 啓子 (サガラ ケイコ)  
人間文化研究機構共創先導プロジェクト共創促進研究、国立民族学博物館拠点特任助教。19歳の時に両耳の聴力を失う。筑波技術短期大学一期生、学位授与機構にて学士(教育学)を取得し、筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻で修士号(教育学)を取得。その後、(株)JTBへ入社し、バリアフリーツアー推進担当として営業職に就く。2010年に英国セントラル・ランカシャー大学に転職、その翌年から同大学の大学院に登録し、2014年にM.Phil.(手話言語学)を取得。2014年6月、国立民族学博物館に転職し、手話言語学研究を行う。2021年に論文博士として博士号(学術)を取得。専門は、手話類型論、歴史言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)