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伊丹万作「演技指導論草案」精読

岩波現代文庫 文芸 48

出版社名 岩波書店
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-00-602048-4
4-00-602048-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 337P 15cm

商品内容

要旨

演技と演出に関する総合的な研究は少ない。伝説の巨匠伊丹万作の「演技指導論草案」は、一九四六年に発表されて以来、その分野の最も実用的な古典として愛読されてきた。この八四の断章からなるエッセイを古今の映画の具体例をもとに考察し、人間行動の本来的な演技性と演出の問題をコミュニケーション理論として読み解く。

目次

演出というコミュニケーション
伊丹万作という演出家
「演技指導論草案」の成り立ち
演技指導者の成立
やってみせる指導
暗示と批評
俳優をしかってはいけない
愛嬌について
視線について
芸の可撓性について
偶然性について
素人俳優の場合
セリフの改変について
無理な場合
信頼について

著者紹介

佐藤 忠男 (サトウ タダオ)  
1930年新潟県に生まれる。国鉄職員、電電公社員、『映画評論』『思想の科学』編集長を経て、映画評論家となる。以後、文化、教育全般にわたる幅広い評論活動を展開。映画評論家、日本映画学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)