商品内容
要旨 |
勤め先の先輩である瑠璃子が出奔してしまった―。折しも、口入れ屋・銀古の繁忙期。珠は瑠璃子の代わりに、秋桜の咲き乱れる洋館での勤めを任される。珠なりに洋館の“人ならざる者”に真贄に向き合い、縁を結んだことで洋裁を習うことに。銀市のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ…? |
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出版社・メーカーコメント
秘密を抱える少女と青年が、互いの幸せな居場所を見つける物語。瑠璃子の代わりに訪れた洋館で、珠は銀市を想う、乙女らしい感情も育みつつあった。銀市も彼女を慈しむ一方で、いずれ来る別れと、只人として生きるには強すぎる贄の力を憂いていた。ある存在も珠の力に影響され……