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1971年の悪霊

角川新書 K-245

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-04-082043-9
4-04-082043-6
税込価格 946円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

昭和から平成、そして新しい時代を迎える日本、しかし現代の日本は1970年代に生まれた思念に覆われ続けている。日本に満ち満ちているやるせない空気の正体は何なのか。若者文化の在り様を丹念に掘り下げ、その源流を探る。

目次

はじめに 白く冷たかった2009年の夏
第1章 1971年、京都の高校で紛争のあった夏
第2章 1971年、岡林信康が消えた夏
第3章 1971年、高橋和巳が死んだ5月
第4章 1969年、「善のウッドストック」と「悪のオルタモント」
第5章 1971年、「小さな恋のメロディ」に惹かれた初夏
第6章 1973年、ローリングストーンズ幻の日本公演
第7章 1968年、パリ五月革命の内実
第8章 毛沢東「文化大革命」を支持していたころ
第9章 左翼思想はどこでついていけなくなったか
おわりに 「悪霊」とは何か

おすすめコメント

日本を覆い続ける”思念”の正体70年代学生運動、中津川フォークジャンボリー、ウッドストックとオルタモント、パリ学生騒擾、文化大革命…現代へと脈々と通じる「無内容な自由の戦い」とは何か。

著者紹介

堀井 憲一郎 (ホリイ ケンイチロウ)  
コラムニスト。1958年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、文筆業の世界へ。徹底的な調査をベースにコラムをまとめるという手法で週刊誌を中心に大いに人気を博し、テレビ・ラジオでも活躍。近年では、社会現象やポップカルチャーの分析で定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)