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コレクションと資本主義 「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる

角川新書 K−163

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-04-082184-9
4-04-082184-X
税込価格 924円
頁数・縦 260P 18cm

商品内容

要旨

水野史観の中心概念である「コレクション」。資本主義の誕生と終焉を知るためには、コレクションの本質を理解する必要がある。美術とコレクションの歴史を知悉した画商、山本氏が水野氏の思考を刺激しながら展開される、日本と世界のこれから。

目次

第1章 なぜ資本の本質が芸術に現れるのか
第2章 「コレクション」の本質を歴史から考える
第3章 利子、自我、そして絵画の「作者」の誕生
第4章 「長い十六世紀」とパトロン=コレクターたち
第5章 近代資本主義を「蒐集」から読み解く
第6章 そして戦後、「長い二十一世紀」が始まった
第7章 最先端の芸術が予言する「新中世時代」
第8章 芸術、蒐集、資本主義のしたたかさ

おすすめコメント

なぜコレクションの概念がわかれば経済の核心がわかるのか? いま最も注目される経済学者、水野和夫氏と、コレクションの歴史と現在を知り尽くした山本豊津氏。資本主義の誕生からそれが終焉したあとの未来まで、経済学から美術までを縦横無尽に引用して語り尽くす。

著者紹介

水野 和夫 (ミズノ カズオ)  
1953年愛知県生まれ。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了(博士、経済学)。三菱UFJ証券チーフエコノミストを経て、2010年より内閣府大臣官房審議官、11年より内閣府官房内閣審議官。13年より日本大学教授、16年より法政大学教授
山本 豊津 (ヤマモト ホズ)  
1948年東京都生まれ。71年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。元大蔵大臣村山達雄秘書。2014年より4年連続でアート・バーゼル(香港)、15年にアート・バーゼル(スイス)へ出展。アートフェア東京のコミッティー、全銀座会の催事委員を務め、多くのプロジェクトを手がける。現在、東京画廊代表取締役社長。全国美術商連合会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)