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フランス外人部隊 その実体と兵士たちの横顔

角川新書 K−231

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-04-082245-7
4-04-082245-5
税込価格 924円
頁数・縦 202P 18cm

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要旨

フランス軍には、現代も「フランス外人部隊」と呼ばれる、外国籍の志願兵を中心とした正規部隊があることが知られている。国連による多国籍軍に加わるなどして戦地や紛争地に派遣されることも多いが、かつての「傭兵」のイメージから、「ならず者の集団」といった誤解をする人も多いのではないだろうか。本書では、フランス外人部隊に6年半在籍し、アフガニスタンなどの戦地も経験した日本人が、部隊や戦地派遣の実体、実情を伝えている。もともと兵力不足を補うために組織された外人部隊だが、戦地に派遣されない限り、訓練と、掃除などの雑用をこなす日々なのだという。著者は、応募し、選考を受けて入隊、基礎訓練に至るプロセスを説明しつつ、現代日本人としては貴重な戦地体験の様子などをリアルに語っている。2004年から11年にかけてフランス外人部隊パラシュート連隊・水陸両用中隊に所属した著者は、帰国後に看護師免許を取得。現在、自らの経験を伝える活動を展開している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年10月16日]

商品内容

要旨

今日、自分は死ぬかもしれない―。内戦の続くコートジボワールで著者は死を覚悟したという。その名の通り、主に外国籍の兵士で構成されるフランス外人部隊。6年半、在籍した日本人がその経験を余すところなく書く。

目次

第1章 「戦場」を経験するということ(パリからアフガニスタンへ
「外人部隊」とは何か? ほか)
第2章 外人部隊兵というお仕事―志願からの五か月(第一歩としての「志願」
自衛隊不合格 ほか)
第3章 パラシュート連隊の“アルカトラズ”な日々(それぞれの性格を持つ「連隊」
パラシュート連隊は監獄だ! ほか)
第4章 自分は人を殺せるのか(初めての海外派遣、コートジボワール
自分が殺される可能性 ほか)
終章 除隊後の人生(アフガニスタンからの帰還
テロリストと戦うということ ほか)

おすすめコメント

在隊6年半、内側から見たフランス外人部隊の実像 今日、自分は死ぬかもしれない――。内戦の続くコートジボワールで著者は死を覚悟したという。その名の通り、外国籍の兵士で構成されるフランス外人部隊。6年半、在籍した日本人がその経験を余すところなく書く。

著者紹介

野田 力 (ノダ リキ)  
フランス外人部隊パラシュート連隊・水陸両用中隊元隊員(2004年〜11年)。アフリカのコートジボワールで治安維持活動に従事したのち、衛生兵としてジブチにて砂漠訓練を経験。ガボンにてジャングル訓練を受け、アフガニスタン戦争も体験する。帰国後は看護師免許を取得、自身の経験を伝える活動もおこなっている。『フランス外人部隊―その実体と兵士たちの横顔』が初めての著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)