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日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに

角川新書 K−375

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-082383-6
4-04-082383-4
税込価格 990円
頁数・縦 260P 18cm

商品内容

要旨

優秀なひとびとを抱えながらも、なぜ日本は亡国の戦争に突入したのか?亡国への分水嶺となった三国同盟は、そもそも不信と誤認の産物でしかなかった。利害得失を充分に計算することなく独と結び、米英と争うに至るまでを分析すると、日本の指導者の根底に「根拠なき確信」があり、それゆえに無責任な決定が導かれた様が浮き彫りとなる。『独ソ戦』著者が対独関係を軸にして描く、大日本帝国衰亡の軌跡!

目次

序に代えて わたしに似たひとびと
第1章 ヒトラーに「愛された」日本大使
第2章 同盟のため奮闘せるも…
第3章 バスに乗ってしまった男たち
第4章 独ソに翻弄される松岡外交
第5章 亡国の戦争へ

出版社・メーカーコメント

亡国の同盟は、不信と誤認の産物だった。対独関係から描く、日本衰亡の軌跡なぜ日本は亡国の戦争に突入したのか?利害得失を充分に計算することなく独と結び、米英と争うに至るまでを分析。日本の指導者の根底には根拠なき確信があり、それゆえの無責任な決定が道かれた様が浮き彫りとなる!

著者紹介

大木 毅 (オオキ タケシ)  
現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員、陸上自衛隊幹部学校(現陸上自衛隊教育訓練研究本部)講師等を経て、現在著述業。雑誌『歴史と人物』(中央公論社)の編集に携わり、多くの旧帝国軍人の将校・下士官兵らに取材し、証言を聞いてきた。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)