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戦国武将、虚像と実像

角川新書 K−392

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-04-082400-0
4-04-082400-8
税込価格 1,034円
頁数・縦 317P 18cm

商品内容

要旨

織田信長は革命児、豊臣秀吉は人たらしで徳川家康は狸親父。これらのイメージは何百年も前に作られたものではなく、戦後の通俗小説の影響を受けている。実は信長は戦前まで人気はなく、明智光秀が常識人という理解もなかった。時代毎に彼らの人物像と評価は変わっているのだ。最新研究に基づく実像を示すだけでなく、著名武将のイメージの変遷から日本人の歴史認識の変化と特徴まで明らかにする!

目次

第1章 明智光秀―常識人だったのか?
第2章 斎藤道三―「美濃のマムシ」は本当か?
第3章 織田信長―革命児だったのか?
第4章 豊臣秀吉―人たらしだったのか?
第5章 石田三成―君側の奸だったのか?
第6章 真田信繁―名軍師だったのか?
第7章 徳川家康―狸親父だったのか?
終章 大衆的歴史観の変遷

出版社・メーカーコメント

日本人の武将像はいかに変化してきたのか?時代ごとの価値観が浮き彫りに!いまの「日本人」が抱いている信長像や秀吉像は何百年も前に作られたものではない。時代ごとに武将像はどのように変化したのか?実際はどういう人だったのかも明かしつつ、日本人の歴史認識の変遷を明らかにする!

著者紹介

呉座 勇一 (ゴザ ユウイチ)  
1980年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻は日本中世史。現在、信州大学特任助教。2014年、『戦争の日本中世史』(新潮選書)で第12回角川財団学芸賞受賞。『陰謀の日本中世史』(角川新書)で新書大賞2019第3位受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)