ふちなしのかがみ
角川文庫 つ14−1
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2012年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-100326-8
(4-04-100326-1) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 348P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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「さらっと」とも読めるし「しっかり」とも読める
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おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
ミステリ作家・辻村深月、初のホラー小説集。初ホラーという気がしない。今までもホラー要素のある作品をいくつか読んでいたのでそんな気がしないのかもしれない。収録されている5つ全ての趣きが違い魅力的である。中でも巻頭の「踊り場の花子」や表題作「ふちなしのかがみ」はオススメ。ミステリ作家だからこそ書けたホラー。伏線というには分かりやすいヒントが散りばめられており思わず2度読みさせられます。
(2012年8月4日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
この学校の花子さんは、音楽室から飛び降り自殺した少女の霊です。花子さんは階段に棲んでいて、一生懸命掃除すれば会うことができます。でも、彼女がくれる食べ物や飲み物を口にしてはいけません。嘘をついてもいけません。さもないと―。おまじないや占い、夢中で話した「学校の七不思議」、おそるおそる試した「コックリさん」。青春ミステリの旗手・辻村深月の新境地。懐かしくって怖い現代の怪談が、ついに文庫化。 |
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出版社・メーカーコメント
その向こう側は、決して覗いてはいけない――。 冬也に一目惚れした加奈子は、恋の行方を知りたくて禁断の占いに手を出してしまう。鏡の前に蝋燭を並べ、向こうを見ると――子どもの頃、誰もが覗き込んだ異界への扉を、青春ミステリの旗手が鮮やかに描きだす!