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押絵の奇蹟

角川文庫 ゆ2−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-04-101044-0
4-04-101044-6
税込価格 748円
頁数・縦 337P 15cm

商品内容

要旨

明治35年、東京、丸の内演芸館。美貌のピアニスト・井ノ口トシ子が演奏中、喀血して倒れた。自身の命が長くないことを悟ったトシ子は、同い年の歌舞伎役者・中村半次郎に宛て、身の上話を綴った長い手紙を送る。彼女の出生に隠された秘密とは?「押絵の奇蹟」江戸川乱歩をして「グッと惹きつけられてしまった…私は読みながら度々ため息をついた」と言わしめた表題作の他、「氷の涯」「あやかしの鼓」を収録。

著者紹介

夢野 久作 (ユメノ キュウサク)  
1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。36年春、47歳の生涯を終えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)