• 本

燻り

角川文庫 く26−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-04-101948-1
4-04-101948-6
税込価格 660円
頁数・縦 295P 15cm

商品内容

要旨

「ええな、抜け駆けと裏切りはなしやぞ」便利屋を生業とする長尾のもとに、ある社長令嬢の不輪現場を隠し撮りしたビデオが持ち込まれた。旧知の総会屋と手を組み、長尾は一攫千金をもくろむが―(「地を払う」)。拳銃を運ぶチンピラ、盗品を売りさばく骨董屋、パチンコ店を強請る2人組。関西の裏社会でくすぶり続ける男たちが、9つの事件を巻き起こす。哀しくも愛すべき悪党たちを直木賞作家が描いた、出色の犯罪小説集。

おすすめコメント

あかん、役者がちがう――。パチンコ店を強請る2人組、拳銃を運ぶチンピラ、仮釈放中にも盗みに手を染める小悪党。関西を舞台に、一攫千金を狙っては燻り続ける男たちを描いた、出色の犯罪小説集。

著者紹介

黒川 博行 (クロカワ ヒロユキ)  
1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)