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「東京電力」研究排除の系譜

角川文庫 さ51−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-04-103149-0
4-04-103149-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 541P 15cm

商品内容

要旨

日本を代表する企業の信用が失墜したのはなぜか?名経営者も輩出し、名門であったはずの東京電力。その内実は異論を許さぬ強権“村社会”だった。安全神話を守るために安全を度外視していき、アメリカへの一方的従属、管理・監視の自己目的化を進める。その果てに分割・民営化の先駆となった排除の体質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出した“現代の古典”。大幅加筆し、無責任体制に驚愕したすべての人に捧げる。

目次

序章 人災と「中国ツアー」
第1章 安全神話のパラドックス
第2章 保守論壇のタニマチ
第3章 木川田一隆「人間開発」の欺瞞
第4章 幻の電源爆破
第5章 「勲章を拒否するほど偉くない」平岩外四
第6章 驕慢なる統治機構
最終章 せめてもの希望を
文庫版新章 永井隆、“聖者”の亡霊

おすすめコメント

名門企業、失墜の真相! 無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。 安全神話を守るため安全を度外視する逆説。管理・監視の自己目的化。そして分割・民営化の先駆へ。「東京電力」その排除の本質を社会的・歴史的に抉り出す“現代の古典”。名門企業は、自壊した!!

著者紹介

斎藤 貴男 (サイトウ タカオ)  
ジャーナリスト。1958年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業、英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「週刊文春」記者などを経て独立。2012年『「東京電力」研究 排除の系譜』(講談社)で第3回「いける本」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)