眩談
角川文庫 き26−63
| 出版社名 | KADOKAWA |
|---|---|
| 出版年月 | 2015年11月 |
| ISBNコード |
978-4-04-103552-8
(4-04-103552-X) |
| 税込価格 | 748円 |
| 頁数・縦 | 274P 15cm |
商品内容
| 要旨 |
僕が住む平屋は少し臭い。とくに薄暗い廊下の真ん中にある便所は臭く、そして怖い。ある日の夕暮れに、暗くて臭い便所へ向かうと…(「便所の神様」)。無職になった私は秩父にある実家に戻った。ただし私は家が好きになれない。得体の知れないシリミズさんが祀られている上に、中庭には変なモノが出る(「シリミズさん」)。暗闇が匂いたち、視界が歪み、記憶が混濁し、やがて眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる8つの物語。 |
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おすすめコメント
いつか見た光景に滲む、不気味な違和感。記憶が過去が常識が、崩れてゆく。 僕が住む平屋は少し臭い。薄暗い廊下の真ん中には便所がある。夕暮れ時に、暗くて臭い便所へ向かうと――。視界が歪み、記憶が混濁し、暗闇が匂いたち、眩暈をよぶ――京極小説の本領を味わえる8篇を収録。