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駅伝ランナー 2

角川文庫 さ67−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-04-103626-6
4-04-103626-7
税込価格 638円
頁数・縦 228P 15cm
シリーズ名 駅伝ランナー

商品内容

要旨

初めての公式戦で、走哉はあるランナーの走りに目を奪われる。1か月後、その選手一心が走哉の中学に転校してくる。だが陸上部への誘いに「走るのはやめた」と取り付く島もない。「あんな才能があるのになぜ走らないんだ」自分の記録に悩み練習で走り過ぎた走哉は、貧血で倒れてしまう。一方「走哉はいいライバルになるよ」と陸から言われた一心は「なんであんなやつが?」と反発するが。書店員さんの熱い声援を受け続編登場!

おすすめコメント

走哉にとって初めての公式戦は、散々な成績で終わったが、同じ大会で皆の注目を集めたランナーがいた。一か月後、同じ学年に転校してきたのが、そのランナーだと知り、早速陸や部長の田村は彼(一心)を陸上部に勧誘するが「走るのはやめた」と取り付く島もない。前の学校で、才能ゆえにコーチから特別扱いされ部の中で孤立していた一心は、幼馴染が貧困から犯した万引きの罪を被ったことで、学校中の誤解を受け、走る意欲を無くしていた。「なぜあんなに才能があるのに走らないんだ」事情を知らない走哉に、陸は一心とは通じるものがありいいライバルになる、というが意味が解らない。少しでも一心に近づきたいと、部活後自主トレを続けるが、走り過ぎて貧血を起こしてしまう。それを助け起こしたのは、一心だった。近所で偶然、走哉の自主トレを見かけて目を離せずにいたのだ。陸上の基礎力の話をして、走り過ぎてもダメなんだと話す一心。翌日、陸が一心を部活に誘うが田村たちと衝突してしまう。帰り道が一緒になった走哉に、一心は「おまえには他のスポーツの方が向いてる」というと、走哉は一心の目を強く見つめ、「走るのが好きだっていう気持ちは、誰にも負けない」と語るのだ。

著者紹介

佐藤 いつ子 (サトウ イツコ)  
青山学院大学文学部卒業。IT企業勤務後、創作活動開始。「フリマでゲット!」で第30回日産童話と絵本のグランプリで優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)