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1★9★3★7(イクミナ) 下

完全版

角川文庫 へ3−14

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-04-104977-8
4-04-104977-6
税込価格 792円
頁数・縦 269P 15cm
シリーズ名 1★9★3★7(イクミナ)

商品内容

要旨

現在の謎を解くカギは過去にある―南京大虐殺はじめ、ニッポンの出自と深層心理を考える上で不可欠な出来事が相次いだ1937年。いままた新たなよそおいで息を吹き返しつつあるファシズムの指標に1★9★3★7を据え、古来よりはごこるなりゆきまかせと没主体性の心髄を鋭く射ぬく。希望絶無の現在と、来たるべき大いなる崩壊と暴力のイメージを提示する、著者集大成の現代日本黙示録!

目次

第7章 ファシストと「脂瞼」
第8章 過去のなかの未来
第9章 コノオドロクベキジタイハナニヲ?
終章 未来に過去がやってくる

著者紹介

辺見 庸 (ヘンミ ヨウ)  
作家。1944年、宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞受賞。2011年、詩集『生首』で中原中也賞、翌12年、詩集『眼の海』で高見順賞、16年、『増補版1★9★3★7』で城山三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)