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横浜元町コレクターズ・カフェ

角川文庫 や59−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-04-105389-8
4-04-105389-7
税込価格 572円
頁数・縦 222P 15cm

商品内容

要旨

横浜元町。大学生の大崎結人は、ある店を探していた。幼い結人に、絵本作家になる夢を与えてくれたレストラン。けれど夢が叶う気配はなく、もし店がなくなっていたら、きっぱりと夢を諦めると決めたのだ。思い出の場所にあったのは、色んな趣味の「コレクター」が集まる喫茶店。店長で美貌の青年・佳野が、年代物のテディベアの謎を鮮やかに解く姿を見た結人は…。ほっこりカフェで謎解きを。居場所が見つかるカフェ物語。

おすすめコメント

大崎結人は平凡な大学生。将来の夢が、絵本作家ということ以外は。周りが就職活動を口にし始めた時期、結人は夢を諦めるため、生まれ育った横浜元町で、ある店を探していた。「ウォルラス」というその店は、結人が幼い頃通った、絵本の充実したレストラン。そこの料理人は、幼い結人に「絵本作家になれる」と断言してくれた。しかし投稿しても落選続きの今、もしあの店が無くなっていたら、潔く夢を諦めると決意したのだ。果たして思い出の場所にあったのは、「ブラックバード」という喫茶店。佳野というミステリアスな美形青年が店員を務める喫茶店には、なぜか色んな趣味の「コレクター」が集まるという。テディベアコレクターたちの集まりで、年代もののテディベアの謎を鮮やかに解いた佳野に、結人は驚くが……。「私のコレクションは、店に集まるコレクターの皆さんです」 寂しげに笑う佳野の秘密とは……。

著者紹介

柳瀬 みちる (ヤナセ ミチル)  
東京都品川区出身。第1回角川文庫キャラクター小説大賞“大賞”を、「美大探偵(仮)―“カジヤ部”部長の小推理」で受賞。同作を改稿、改題した『樫乃木美大の奇妙な住人 長原あざみ、最初の事件』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)