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春遠からじ

角川文庫 時−き20−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-04-105511-3
4-04-105511-3
税込価格 704円
頁数・縦 334P 15cm

商品内容

要旨

北条氏政の下総国関宿侵攻から八年。悪夢のような焼き討ちを生き延びた、塩商人蔵次の娘・あぐりに、婿取りの話が持ち上がっていた。相手は、父の店を手伝っている仲助。だが父たちの意をよそに、あぐりは、兄のように慕う伍平太に一途な想いを秘めていた。直後、関宿に再び北条氏との戦が忍び寄る。侍となって戦う決意をする伍平太に、あぐりは自らの想いを伝えるが…。戦国の世を力強く生きる女性たちを描いた傑作長篇。

おすすめコメント

戦国時代の波に翻弄されながらも、力強く生きる女性たちを描いた長篇小説 関宿城下で塩を商う蔵次の娘・あぐりは、父の片腕である伍平太に恋心を抱いていた。しかし蔵次は、店を手伝っている仲次にあぐりを娶らせようとするが…。戦国を舞台に女たちの生き様を描く、長編小説。

著者紹介

北原 亞以子 (キタハラ アイコ)  
1938年、東京都生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作、89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年、長い療養生活ののち永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)