• 本

山の霊異記 〔3〕

黒い遭難碑

角川文庫 あ74−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-105732-2
4-04-105732-9
税込価格 748円
頁数・縦 276P 15cm
シリーズ名 山の霊異記

商品内容

要旨

木陰に立ち並ぶ数十体の地蔵の、ある法則に気づいた瞬間に戦慄する「顔なし地蔵」、風雨と霧に閉ざされたヒュッテの乾燥室にうずくまる青い雨具の男の正体が切ない「乾燥室」、奇妙なほど行く先々の山で遭遇する女性の言動が謎と不安を誘う「ポニーテールの女」他。避難小屋、山奥のトンネル、テント―心身ともに強靱な山男たちを震撼させる、恐ろしくも不可解なできごとを山の霊気とともにつづる。文庫オリジナル作品2篇を収録。

おすすめコメント

山岳怪談の第一人者が訊き集めた、本当に怖い物語。 鐘ヶ岳を登るうちに著者の右目を襲う原因不明の痛み、登山道にずらりと並ぶ、顔が削り取られた地蔵、山の中に響く子どもたちの「はないちもんめ」……山で遭遇する不思議なできごとを臨場感たっぷりに綴る。

著者紹介

安曇 潤平 (アズミ ジュンペイ)  
1958年、東京都生まれ。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、ホームページにて怪談作品を発表。山の怪談の第一人者として、活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)