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鯨の哭く海

角川文庫 う1−92

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-04-106433-7
4-04-106433-3
税込価格 880円
頁数・縦 410P 15cm

商品内容

要旨

捕鯨問題の取材で南紀・太地を訪れた浅見光彦は、「くじらの博物館」の展示物を見つめ歪に笑う青い帽子の女を目撃する。彼女の視線の先には背に銛が刺さった漁師人形。それはかつて、この町で起きた殺人事件の被害者と同じ姿であるらしい。さらに青い帽子の女は6年前に岬で心中した娘ではないかと言われた浅見は、真相を探るべく心中相手の新聞記者「アザミ」の故郷・秩父へ向かう。無関係に思える2つの事件を繋ぐ悲劇とは。

おすすめコメント

港町で起きた殺人事件の鍵は過去の心中事件。時を超えた「悲劇」とは――? 捕鯨問題の取材で南紀を訪れた浅見光彦。この地でかつて起きた殺人事件と心中事件。二つの事件の関連性を見つけた浅見は、秩父へと向かう。事件現場に見え隠れする青い帽子の女の正体とは――?

著者紹介

内田 康夫 (ウチダ ヤスオ)  
東京都出身。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。07年、全著作累計部数が1億部を突破。08年3月、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)