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日本敵討ち異相

角川文庫 時−は60−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-04-106744-4
4-04-106744-8
税込価格 1,012円
頁数・縦 436P 15cm

商品内容

要旨

享保9(1724)年、備中玉島の近く船尾村で、浅野平右衛門の末弟で茂七郎という若者の死体が見つかった。犯人は商家上成屋の倅、与市だという。やがて与市は自首し、公事方の調べの上、処刑された。だが数年後、江戸に下っていた長弟の安左衛門に驚愕の手紙が届く。与市と思われた死体は換え玉で、高野山で僧として生きているというのだ…。(「燈籠堂の僧」)日本の敵討ちに美学を見出した著者、最晩年の代表傑作!

おすすめコメント

著者晩年の代表作 著者がライフワークとしていた「敵討ち」。物語として美化されてきたものを史実に則って描き直し、厳選した晩年の代表作。未収録だった50年ぶりの新作『日本敵討ち集成』と同時刊行!

著者紹介

長谷川 伸 (ハセガワ シン)  
1884年、神奈川県横浜市生まれ。1963年、没。小学校を中退後、様々な職を転々とし、新聞記者のかたわら創作を開始する。1928年に発表した「沓街時次郎」が話題となり、いわゆる“股旅物”の流行作家となる。1956年『日本捕虜志』で菊池寛賞、1962年多年にわたる演劇界への貢献により朝日文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)