晴れ女の耳 紀ノ国奇譚
角川文庫 ひ30−1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2018年4月 |
ISBNコード |
978-4-04-106748-2
(4-04-106748-0) |
税込価格 | 704円 |
頁数・縦 | 251P 15cm |
商品内容
要旨 |
私が外に出るときはどんなに悪天候だったとしても必ず晴れる。ある日、耳の奥から声が聞こえてきた。声の主はなんと豆粒ほどの小さなおばあさん!そのおばあさんが語る貧しい炭焼き職人の夫殺しの罪を着せられた女と、幼い子どもたちとの悲痛な物語。哀しみと絶望の底にさす一筋の光を描いた傑作「晴れ女の耳」。人柱や神かくしなど和歌山の民話や実話を題材に紡がれた。文庫版書き下ろしを含む8編の魂の救済の物語。 |
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おすすめコメント
和歌山の森には、報われぬ女たちの過酷ながらもたくましい命の物語がある 神は人に何を求めるのか。人は神に何を祈るのか。和歌山県の貧しく厳しい風土を背景に、正しきはずの親子の情、家族のつながりが悲劇を呼ぶ。過酷な運命に翻弄されても生きようとした女たちの7つの物語。