• 本

銀塩写真探偵 一九八五年の光

角川文庫 ほ25−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-106778-9
4-04-106778-2
税込価格 748円
頁数・縦 252P 15cm

商品内容

要旨

陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で―。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。

おすすめコメント

切ないラストに余韻が残る──『活版印刷三日月堂』の著者、新作! 入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ──。ネガに写る世界に入り、過去を探る銀塩写真探偵。師である写真家の弘一から、陽太郎はその仕事を託されるのだが。哀切と優しさが心を震わす物語。

著者紹介

ほしお さなえ (ホシオ サナエ)  
1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)