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代体

角川文庫 や36−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-106895-3
4-04-106895-9
税込価格 990円
頁数・縦 477P 15cm

商品内容

要旨

体から意識を取り出す技術が確立された日本。取り出した意識を一時的に宿らせることができる人造の人体は「代体」と呼ばれ、急速に普及しつつあった。そんな中、代体を使用中に失踪した男が、無残な姿で発見される。意識はどこへ消えたのか?空となった汚れた代体が、代体メーカーの営業マン・八田輝明を、利権と思惑が絡み合う狂気の渦に巻き込んでゆく。行き過ぎた科学が倫理を侵食する世界を描く、衝撃の近未来サスペンス。

おすすめコメント

科学が論理を押しつぶす近未来――現代社会に問う衝撃の問題作! 意識が自由に取り出し、人が体を乗り換え「健康」を生きる近未来、そこは楽園なのか!?――革命的に進歩するAIと向き合う現代に問う、山田風太郎賞最終候補作にして、サイエンス・サスペンスの金字塔!

著者紹介

山田 宗樹 (ヤマダ ムネキ)  
1965年愛知県生まれ。98年に『直線の死角』で、第18回横溝正史賞を受賞。2013年、『百年法(上)(下)』で第66回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)