邪宗門の惨劇
角川ホラー文庫 よ1−32
| 出版社名 | KADOKAWA |
|---|---|
| 出版年月 | 2019年2月 |
| ISBNコード |
978-4-04-107969-0
(4-04-107969-1) |
| 税込価格 | 704円 |
| 頁数・縦 | 301P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
-
おすすめ度
- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
物語の主人公は推理作家。
彼の元に中学時代の同級生から不可解な手紙が届きます。
「折り入って話たいことがある。」手紙に添えられた北原白秋の詩。
不審に思いながらも彼女の家を訪ねると、そこは浮世離れした洋館で、やはり中学時代の同級生が二人。
再会を喜ぶ間も無く3人は監禁されてしまうのです。同窓会を目前に、なぜ自分たちが監禁されたのか。
自分たちの置かれた状況を飲み込めずにいる3人の前に現れた女性の死体は、自分たちを招待した同級生のもの。
犯人は何者なのか、このままなすすべも無く殺されてしまうのか、、、?
視覚イメージをとても刺激されます。
舞台となる洋館なのですが、とにかく変わった建物で、その様子が詳細に描写されており、とてもイメージしやすいです。
そこにワーグナーの音楽だったり、北原白秋の詩だったりがプラスされて、現実離れした世界が構築されています。
終盤明らかになる犯人とその動機ですが、なんとも辛く、
読んだ後もしばらく物語の余韻でしんみりしてしまいました。(2019年5月7日)
-
おすすめ度
-
商品内容
| 要旨 |
“母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。”北原白秋の童謡『金魚』と共に、作家・朝比奈耕作に送られてきた、中学時代の同級生・熊谷須磨子からの手紙。朝比奈は指示通り松涛の洋館を訪れるが、同様に呼び出された同級生2人と館に閉じ込められてしまう。蝋燭だけが頼りの暗闇で脱出を試みる3人だが、やがてどこからか女の金切り声が響き渡り―カーテンの裏には“突き殺された”熊谷須磨子の死体が転がっていた! |
|---|



おすすめコメント
閉じ込められた洋館に、美女が二人と死体が一つ! どんでん返しミステリ。 〈母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。〉白秋の童謡と共に、作家・朝比奈に送られてきた中学時代の同級生からの招待状。古びた洋館で不気味な一夜の幕が開く。一気読み保証のホラーミステリ!