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薫風ただなか

角川文庫 あ42−23

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-04-108174-7
4-04-108174-2
税込価格 792円
頁数・縦 317P 15cm

商品内容

要旨

石久藩の上士の子弟が通う藩学で虐げられ心身に深い傷を負った鳥羽新吾。庶民も通う薫風館に学舎を転じ、友を得た事で救われる。ある日父の兵馬之介が、突然帰宅する。家を出て正妻である母依子とは違う女と暮らす謎の多い父から、薫風館を探るよう命じられる。親友の栄太が襲われ、実行犯とみられた藩校のかつての学友たちが斬殺される。学舎にどんな闇が巣くっているのか。若き剣士たちの節義を描く時代小説の新しい風。

おすすめコメント

抗ってみせる。ここに在る、志も心も、命も。きっと守り通して見せる。江戸時代後期、十五万石を超える富裕な石久藩。鳥羽信吾は上士の息子でありながら、藩学から庶民も通う郷校「薫風館」に転学し、仲間たちと切磋琢磨しつつ勉学に励んでいた。そこに、藩主暗殺が絡んだ陰謀が

著者紹介

あさの あつこ (アサノ アツコ)  
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)